9月29日日曜日 杵築高校PTA研修会において、
「青春と栄養」~高校生のための頭とカラダのトリセツ~という題でご講演をさせていただきました。
秋晴れの中、休みの日に早朝からお集まり頂き誠にありがとうございました。
お集まり頂き増したご父兄の方々同様、私も4人の子供がおりいろんな苦労があり食事の大切さに行き着き、その私の経験も交えてお話しさせて頂きました。経験も交えてというか、実際子供がいることで、我々の細胞は37兆個あり、その細胞を元気にするにはどうしたらよいのかという分子栄養学という世界にどっぷりつかったと言っても過言ではないからです。
成長期の高校生は、日常生活の栄養分+成長分+運動しているとトレーニング分の栄養を取らないとなりません。しかし、今の高校生の食べるものと言ったら、お菓子、清涼飲料水がどかっと君臨してくるのです。(私の時代もそうでしたが!)その場合はカロリーは足りているので、体重は十分にあるのに、栄養不足に陥りやすくなるのです。新型栄養失調といわれる、タンパク質、ビタミン、ミネラル不足に陥りやすくなります。講演の時も申し上げましたが、女子は勿論の事、中高生の男子でも容易に鉄欠乏性貧血になってフラフラになり栄養療法外来に受診される方も多いです。
子供達が大人になり青春時代を振り返ったとき、あの時は思う存分に動けて楽しかったと思えるように体調を整える事を目標に診察に当たっております。
また、この講演で当院の管理栄養士3人も低温スチーム料理の講演と実演をしてくれました。
低温で蒸す調理法は、食材のうまみを引き出しその上栄養素も逃がさないのです。当院では、食べる事は薬という理念で患者様に食事を提供させて頂いております。
スチーム料理は、AGEs(週末糖化産物)をためにくくする料理法で、カラダの糖化を予防してくれます。参加してくださった皆さんに味見をして頂き、胸肉のしっとり感、ポテトのホクホク感などびっくりされて、とても美味しいと喜んで頂きました。
その帰りに向井チームでお疲れ様と杵築のお店でランチを頂きましたが、我々は、チキン南蛮、カボチャのグラタン、デザートプレートなど頂きました。蒸し料理も美味しいですが、糖とアブラは美味しいですね。食べて糖化した分は、運動、その後の食事でカバーしないとなりませんね!!