食事について

分子整合栄養医学

分子整合栄養医学にもとづき治療する場合、最も大切なのは365日摂取する食事です。

生活環境も体質も同じ人はいないため、万人に共通の食事療法はなく、人によって変わります。具体的な食事療法を開始する前には、それぞれの状況に応じて必要な検査が必要です。

万人に共通の食事療法はありませんが、誰にでも共通しておすすめしたい「基礎の食事法」はあります。

もしもあなたの体を家に例えるならば、家を建てるための基礎工事として、受診前に「基礎の食事法」を取り入れていただけたら嬉しいです。

ここでは、実行していただきたい、理解していただきたい「基礎の食事」をご紹介します。

今すぐ実践したい「基礎の食事」7つのポイント

ポイント1:調味料を無添加にする

すべての調味料を一気に変更するのが経済的に難しい場合、使い終わったものから無添加に変更してみましょう。

味噌:アミノ酸系の旨味調味料の入ってないもの

醤油:アミノ酸系の旨味調味料の入ってないもの

純米本みりん:原料がもち米、焼酎、麹とシンプルで時間をかけて作られたもの

:マグネシウムの多く含まれた塩。おすすめは「沖縄のぬちまーす」「石垣雪塩」。
日本ではカルシウムを積極的に取るようすすめていますが、マグネシウムに対しては無頓着なようです。血圧を低下させ、心筋の保護に働くマグネシウムも積極的にとりたいものです。マグネシウム含有量の多い塩は、高血圧や狭心症の治療に用いられる「カルシウム拮抗薬」の天然ものともいえるでしょう。また、精神安定剤として使われる「トランキライザー」の天然版でもあります。

ポイント2:無添加・天然だし汁にする

アミノ酸、酵母の添加されてないものがおすすめです。市民団体の『食品と暮らしの安全基金』によると、煮干し(ハラワタ、頭とらずに)+アゴだし+昆布でとっただしが、一日のミネラルの必要量を満たすとされています。

ポイント3:良質な油をとる

毎日の食事で使う油にも気を配りたいものです。調理法によっておすすめのものが変わります。

良質な油の条件

・黒や緑色などの遮光ビンに入っている
※ただしココナッツオイルは遮光ビンでなくてOK
・コールドプレス(低温圧搾、化学溶剤不使用)
・一番絞り
・オーガニック

生で摂取する場合

・えごま油
・しそ油
※いずれも加熱はしないで使用してください

揚げ物など火にかける場合

1番 ココナッツオイル
2番 オリーブオイル

ポイント4:野菜は丸ごと食べる

野菜は皮や種、端っこなども捨てずに全部食べましょう。できるだけ農薬の使われていないものがおすすめです。

ポイント5:食材は50℃洗いする

野菜や肉などの食材は50℃洗いがおすすめです。スチーミング調理技術研究会代表の平山一政さんが考案した方法で、NHKでも何度も放送され、佐賀の『矢山クリニック』でも採用されています。別府、大分で幾度も講演、スチーム教室が開催されました。

野菜や食材が蘇り鮮度がよくなるだけでなく、50℃洗いによって細菌数が減ることが認められています。ただしミンチ肉、薄すぎる肉は実践が難しいようです。

ポイント6:食べる順番は「野菜→たんぱく質→炭水化物」

ごはんを食べる順番は野菜から、つぎに肉や魚などのたんぱく質、そしてご飯やパン、イモなどの炭水化物というルールを習慣づけましょう。

ポイント7:砂糖を大量に使ったお菓子を減らす

砂糖をとる量を減らしましょう。それにはまず、砂糖が多く入ったお菓子屋やジュースを減らす、やめるのが早いですね。人によって代用する甘味は違います。

ポイント8:大型魚を避ける

魚を食べるのはよいのですが、なるべく大型魚を避けましょう。マグロやカツオよりは、サンマあじなどの魚がおすすめです。

基礎の食事法の注意点

上記は万人におすすめと考えていますが、その食材にアレルギー物質がある場合、合わないと思われる場合は無理しないようにしてください。また、激しいアレルギー等の自覚症状のない場合の体調不良として、食べた後の腹部膨満感、下痢、便秘などがあります。

栄養療法においては、グルテンフリー食、高たんぱく食、発酵食品摂取のすすめなどをする場合があります。しかし、人それぞれ胃酸の分泌状態、腸内細菌の状態により腸に良いと思われる食材、サプリメントは違うものです。ですから検査後、具体的な食事療法の開始をおすすめしています。

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